55軒の家のうち、42軒が壊れてしまったスケコット村の5月の現状です。
一番左がOKバジさんです。
ネパールの田舎ではほとんどの家が日干しレンガでできています。
私達は学校を作るときには、基本を鉄筋コンクリートで平らな屋根の校舎を造ります。
生徒が増えて、後から二階部分を増築するのにお金が掛からないようにするためです。
当然地震には強いのですが、数校の鉄筋校舎にはヒビが入ってしまったということでした。
幸い私達が建てた5校の校舎にはひとつもヒビの入ったものはありませんでした。
しかし、農民達に鉄筋コンクリートで家を造るほどの金銭的な余裕はなく、ほぼ例外なく日干しレンガ造りになります。レンガを積んであるだけですから当然地震には弱く、写真のように壁は土に戻ってしまいます。
下の写真は部分的に壊れた家です。
が、ここだけ修復して住めるようになるかどうかは分かりませんね。
下の写真は、村人が現在暮らしているテントのようです。
まだ本格的な雨期には入っていませんから大丈夫ですが、雨期になったらちゃんと住めるのか心配です。
村人達に笑顔は見られなかったと、バジさんが手紙の中で書かれています。
平屋の家に住んでいた人達の方が家がきちんと残っているようです。
2階、3階建ての建物は、平屋よりどうしても余分な力が掛かったようです。
この写真の家のように角が壊れてしまっている家は直しようがないかもしれません.....
この家ではトイレだけが壊れずに残っています。
OKバジさんが、当座の資金を村全体においてきてくれました。雨期を乗り越えるための仮の修復資金です。
最後にバジさんからのお手紙を載せさせて頂きますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿