2018年5月29日火曜日

子ども達の水場 2017


引き渡し式に向かう途中でヒマラヤが見えました
ネパールの震災で、政府は外国人が直接被災地に寄付することを禁じました。外国の宗教団体が、入信を条件に寄付をすると言ったとか、そんな理由だったっと思います。

が、しかし、実際には政府の要人達が、自分の所を通させて私腹を肥やそうとしているのはネパールの人々はもちろん、外国人ボランティアも分かっていました。地方の議員は、国ではなく地方に任せろと言いはじめていました。政治に携わる多くの人が自分のポッケに少しでも入れようとするという、ネパールのいつものパターンでした。

パンク修理中の私達のジープ
山間部のお店はこんな感じです
私達はその様子を見ながら皆さんに頂いた寄付金の使い道を模索して1年が過ぎてしまいましたが、結局、地震に関する復興支援でなければ政府も県も口出ししないと言うことが分かりました。


そこで、生活に直結する水場の支援をすることにしました。震災の義援金として頂いたご寄付の中で特に大きな金額だった咲き織順子様には別途でひとつの水場を作らせて頂きました。子ども達の水場です。


大きな学校の水場が老朽化のために壊れたと言うことで、水場を作り替えました。地震で壊れたから援助したのではないという建前です。

高学年の生徒までいる大きな学校では、子ども達が飲むための水を水場から水瓶に汲んできたのではとうてい間に合いません。ですから、地震で水場が壊れたのは大変困る事だったのです。

先生方が毎日やっていた水場からの水汲みが、咲き織様のおかげでなくなりました。先生達もホッとしたようでした。



セレモニーには休日のその日に集まってくれた生徒達と先生方、そして地域の方々がお見えになりました。

山間部の小さな学校とは違い、先生方のセレモニー用のここぞの服も、何と都会的なことか。なかなかカッコイイですよね。まあ、特にこの先生がお洒落だったのですが。

バジさんのネパール語でのスピーチが炸裂しています。なんとも笑い声の絶えないこと。


きちんとしたお祝いの言葉から始まって次は「幸せなら手をたたこう」の歌でした。

みんなで動作を付けながら歌い、盛り上がったところで最後はボケ防止の運動?生徒も大人達も大喜び        (⌒▽⌒)




東京の高校生達が集めてくれた中古のバレーボールも子ども達にあげました。ひとつは空気を入れていって見せると、子ども達の目が輝きます。欲しい?って聞くと、みんな「ウンウン!」。まあ、ネパールのウンウンは頭を左右に振るので、欲しそうな顔でいらないっていっているみたいですが。(⌒▽⌒)



ボールを生徒達の方に投げると、女の子達の歓声があがります。高学年の男子生徒達が模範演技をしてくれます。まあ、思春期の子達ですから、やる気なさそうにやるのですが、でもやっぱり嬉しそうな顔はしています。         最後に「もっと欲しい?」って聞くと、これまた女の子達の「ウンウン!」「じゃああげるよ。」って、空気の入っていないボール4つと空気入れを出してあげると、おおきな歓声と拍手があがりました。やっぱりボールは嬉しいんですね。                         考えてみると、ネパールの子ども達にはおもちゃという物がありません。遊びが出来るもの、特にひとつあればみんなで楽しめる物はかけがえのない宝物になるのかもしれません。

引き渡し式を終えて、この日の宿泊地へ向かいます。
バジさんが打合せのために、途中の小さな村に寄りました。特にすることのない私は、村をブラブラ。村の日常を見て回りました。水牛を小屋で飼い、山羊を外で飼うのはどこでも見る風景でしょうか。この村は谷間にある平地の多い村でした。


夕暮れ時で、女性達が畑から帰ってきました。
ネパールの女性達は働き者です。重い荷物を籠に入れ、頭に掛けたベルトで重さを支えて運びます。

休日の子ども達は、外国人だと分かる私が珍しいらしく、近寄ってきました。写真を撮ろうか?と身振りで示すと、女の子二人がウンウンと言ってこちらを向きます。神様の祠の前で記念写真です。

この祠には、どんな神様がいるのかはっきり聞くことはできませんでしたが、多分先祖霊のような土地神様なのではないかと思いました。この土地を守るためにいらっしゃるようでした。




ジャージ姿の若い女性も通りかかりました。籠は袋に変わっていましたが、やはり頭で支えることには変わりないようです。


そして、この日の宿、OKセンターに着きました。
この高台からの景色を見ると、パルパに着たなあと実感します。




















OKセンターから見た景色です。
この日は満月でした。

最初に来た頃とは違い、パルパにも随分夜の明かりがつくようになりました。
太陽光で発電して蓄電した電気は使わないと意味がないので、LEDを使って常夜灯として付けている家が多いのです。

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