この日、途中で元校長先生のお宅に寄りました。引き渡し式にご一緒して頂くためです。
その校長先生は、学校を大きくして、最後には自分の資格では校長ができなくなるなる所まで仕事をして、校長の座を潔く譲られたのだそうです。
トイレをお借りして出てくると、この方に出会いました。元校長先生のお母様だそうです。
ヒンドゥーの経文を書いたショールを羽織り、数珠を繰るこの方の姿に、その瞳の語る何かに魅了されて、私は釘付けになってしまいました。
左下の写真は、D.ZEN Japanのネパールで初めての支援、取水口の修復をしたチース村への登り口を過ぎたところにある茶屋からの景色です。
OKバジさんに手術代を出してもらったけれど長女が亡くなり、長男を車の事故でなくしたご夫婦がお店を経営されています。幸いにも生まれた次男が元気に走り回っていました。
峠の茶屋 学校の裏の民家
手前は一階が家畜小屋、二階が穀物の貯蔵庫です。
一階には水牛と山羊が、二階にはトウモロコシが。
この日はちょうどこの学校の創立記念日。
絵入りの天幕まで張っての一大イベントになっていました。
ピンクの校舎が斬新な感じもしますが、逆にピンクにせざるを得ない何かが心の奥にあるのかと思ってしまうのは、私だけ?
校舎の中は、こんな感じに仕上がっていました。
まあまあの塗装ですかね。
セレモニーのために机や椅子が外に出されているので、がらんどうです。
そうそう、そう言えばネパール語の数字の「1」ってアラビア数字の9って書くんですよね。
教室に貼ってある大きな表が数字の書き方なんですけど、分かりますでしょうか。
2,3はアラビア数字風なんでわかりやすいんですけど、4は8かと思っちゃいますよね。
最初戸惑いました。
職員室には先生達でしょうか、3人の女性がいらっしゃいました。教具の地球儀の写真を撮らせていただきました。ネパール語の地球儀もおもしろいですね。
セレモニーには、小さな子達が出席していました。まだ、高学年の子達を受け入れるところまで行けていないようです。
随分長い来賓のお話を我慢強く聞いていました。日本の子ども達ならとっくに騒ぎ始めている頃でも結構静かです。開校記念日ということもあって、来賓の挨拶が長い長い。
人数が人数ですからたまりません。バジさんも通訳のビビも途中で抜け出しているので私1人です。一緒に行ってくれたシャンカルさんが写真を撮ってくれました。
今度は、私が抜け出して、バジさんとビビを撮影してきました。
とにかく話が長くて長くて、さすがの子ども達も気持ちがゆるんで小突きっこやおしゃべりが始まりました。
するとなんと、先生方の風船割りが始まりました。女の先生方が、足首に風船を付けて地面に書かれたサークルに入ります。合図があると、先生方が自分の足の風船を守りながら他の先生の風船を割りに行きます。
これで一気に子ども達の気持ちだけでなく大人の気持ちもリセット。なかなか上手ですねえ、我慢の続けさせ方が。
感謝状いただきました
いつも長い長いジープでの時間にも、時々ホッとするような景色に巡り会うことがあります。
この日の終わりにも、こんな景色に出会いました。優しい優しい春霞の夕暮れの景色です。
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