
地震の直後、BBと連絡が取れなくて心配しましたが、家は建物がひとつダメになってしまったものの、誰も怪我をすることもなく無事だったと後から分かりました。その時の彼の「亡くなってしまった人達も、自分だけが残されてしまった人達もいるんだから。」という言葉が印象的でした。
自分自身も地域へのボランティア活動をしていた彼は、観光会社の社長でしたが、観光には誰も来なくなったので地元でボランティアをしていました。
その彼からの、是非ゴルカを視察に来て欲しいという要望で、出かけました。
地震の後、ネパール政府が被災地への外国人の直接寄付を禁じたため、復興は進まず、学校の校舎も民家もうち捨てられたままにまっています。ゴルカの人達は「2年待っても政府は何もしてくれないから、自分たちで何とかするしかない。」と淡々と答えます。




大きな学校も小さな学校も同じように被災していました。2年の月日は長く、草が生命力の強さを示している所も多々ありました。
しかし、校舎を新築するには膨大なお金がかかり、復興はたやすくなされるものではなさそうです。



廃墟のようになった校舎の横に
借りの校舎が建ち並ぶ姿がどこにも見られました。
救われるのは、子ども達の笑顔が見られることです。
冬は寒いけど、雨期は雨が入って来るけれど、今は大丈夫。
「学校大好き!」という子ども達に救われます。



BBの従兄弟だという校長先生にBBからボールを渡してもらいました。早速子ども達にあげると、大歓声!
サンダル履きの子も裸足の子もみんな大はしゃぎでボールに群がります。
バレーボール競技をされる方ごめんなさい。バレーボールを蹴るなんて!と思われるかもしれないんですが、裸足の小さな子達にはサッカーボールは堅すぎるんです。


女の子達が男の子達とのびのび張り合っています。
ネパールは男尊女卑の激しいところで、人の前に立ったら物が言えない女性が圧倒的に多いのです。
教育をつけてもらえるのも男子優先。そんな中で、この学校の女の子達は何とのびのびとしたことか。それに男の子も女の子も笑顔が素敵なのです。

暖かさ、誠実さが伝わる学校運営に本当に嬉しく、頭が下がる思いになりました。
どこの学校にもあげたわけではありませんが、この学校の子供達にはノートとペンを配らせて貰いました。
あっ、そうそう。
頭を包むようにしているこの帽子、小さい子達だと被っている子が結構多いのですが、これを被っていると風邪をひいたり病気になったりしないと言われているようです。
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