ネパール地震で、この学校の幼児教室にはヒビが入り、中で勉強することができない状態になってしまいました。
政府からの支援が受けられるわけでもなく、他に教室が空いているわけでもないので、幼児教室は休校になってしまいました。
実は幼児教室ほど地元のお母さん達にとって大事な物はないんですね。
幼児教室に行ってくれればお守りが必要なくて畑仕事ができるのです。月謝がかかっても収入も増えるし子供達は読み書きができるようになりますしね。
引き渡し式では、校長先生の奥様の手作りのマフラーを頂きました。こういうの、ホントあったかいんですよね。想いの込められた物って。
今年は右の写真のようなビニールでできたセレモニー掲示が流行のようでした。頂いて来れたのでドナーさんがいる場合にはドナーさんはお喜びになると思います。ありがたいことです。
ここの村では、引き渡し式の開始時間が随分遅くになってしまったため、挨拶はほんの少しにして、テープカットそして扉開きです。
新しい場所には火の清めをするようです
内側まできれいに塗装してくれてあったのは嬉しかったですね。写真を見て、「雑!」とか思った人はネパールの基準を憶えて下さいね。これはとっても綺麗に作ってある部類です。
この建物は村人の勤勉さを物語っているんですよ。とても細やかに気を使えるってことです。
パルパの人達は踊りが大好きです。
セレモニーには必ず踊りが入ります。その村の子供達の中で一番上手に踊れる子達の出番です。
阿波踊りマスターの池田先生は、ダンスが始まったら知らぬ間に一緒に踊っていました。
私は見物を決め込んでいたら、前で踊っていた小さな女の子が私の手を引っ張りに来ました。「えっ?えっ?」と言うまもなく彼女は私をぐいぐい引っ張ってダンスの輪に。
そして最後は子供達にボールペンとノートとあめ玉のお土産です。あめ玉は村人全員にね。
楽しそうでしょ?幸せってなんだったんでしたかね。
桜が咲いていましたよ。2月はこちらの春です。
丸い家屋はネパールの伝統建築です。文化財級の建物に校長先生は住んでいました。
火で温かくなった室内には子ヤギが繋がれていました。山羊を大事にするんですね。
でも、山羊たちを追い出して炊事の様子を見せて下さいました。本当にこの校長先生の気遣いには頭が下がりました。この方の指示の元で作ったから学校の校舎が立派だったのは明かですね。
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