カトマンズで家がなくなってしまった人達、ゴルカなどの被災地で家や畑を失い生活のしようがなくなってカトマンズに来た人達、いろいろな事情で集まった人達が暮らす、難民村です。
広大な土地にほとんど余裕もなくぎっしりと仮設のテントが並びます。
テントの隙間をぬって洗濯物が干されています。仮の住まいと思っていたのですが、ここから出て行く人はほとんどいないと聞いてびっくりしました。確かに新たな生活を始めるだけのお金がすぐに貯まるわけもなく、日々の生活に追われるだけで働いたお金が消えていくのかもしれません。
人をたくさん使える企業があるわけでもないですから、お金を貯めようと思ったら海外に働きに行くしかありません。渡航費用を何とか貯めて、尚かつ海外に働き口を見つけて男達が海外に働きに行けるようになるまで、この難民村は現状を維持し続けるのかもしれません。
写真にはありませんが、ペットボトルに入れた水で身体を拭いている人達も見かけました。
ほんのちょっとした空き地にネギが植えられていました。ネギは強いですし、精も付きますから重宝するのかもしれません。
少しでも食料になる物を植えようとするこの家族は、田舎から出てきた人達かもしれませんね。
カトマンズで仕事を探すのも大変なことだったのではないでしょうか。ひょっとしたら、まだ定職に就けてはいないのかもしれません。
テントももう2年目に入るとくたびれてくるようです。いろんな所から手に入れたもので補修をしている様子がよく分かるテントもありました。
水もテントの近くにないと不便ですね。
下の写真はニワトリを飼っている様子です。
雨期で激しい雨が降るときに困らないよう、水の流れ道を作っています。震災直後の雨期には、随分水に困らされたようです。
働き口がないからでしょうか。昼間からキャンプにいる人達も結構見かけました。
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